
GB CBS 30032 バーンスタイン/オーマンディ プロコフィエフ・グレーテスト・ヒッツ
ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフの《交響曲第1番》が初演された日(1917年4月21日)。
本作『古典交響曲ニ長調 作品25』は作者26歳の作品で、1916年から1917年にかけて作曲した交響曲である。大胆な転調などプロコフィエフ独自の作風が見られるが、「もしハイドンが生きていて交響曲を作ったならば」というコンセプトのもと作曲され、 今でも〝古典交響曲〟という名で親しまれている。
20世紀初頭の作品でありながら、全体はハイドンの技法に基づいた18世紀風の音楽として書かれている、明快な旋律と形式を持った作品である。この初演の後、プロコフィエフはアメリカへ亡命するためにモスクワを離れ、日本に滞在している。

古典交響曲のCD
録音よし、演奏よし★20世紀最高の名オーケストラが繰り出す圧倒的な響きをヴィヴィッドに刻印したプロコフィエフ名演。
1958年、ロシアを訪れたオーマンディとフィラデルフィア管の演奏会に接したプロコフィエフ未亡人は、その見事な演奏に惜しみない賛辞を送り、前年に録音された交響曲第5番のLPにサインを求めたという。プロコフィエフは作曲者の意図とは異なり、大編成でゴージャスに奏でられているようだ。ちっとも「古典的」ではないが、現代的で機微に富み、クレバーで色彩感溢れるこの姿も「古典交響曲」の一つのプロフィールかと思う。作品に込められたオーケストレーションの巧みさが、「フィラデルフィア・サウンド」によって次々と明らかにされてゆく様はまさに圧巻。
